山形 女性|先輩たちの声

先輩の声 山形県 女性 ①

なぜ整備士になろうと思いましたか。
人や家族のために役に立つ仕事がしたいと思っていた。高校生のときの進路を決める時に、山形県立山形職業能力開発専門校という学校があるのを知り、費用の負担が少ない学校だったので、親のためにもそこに入って整備士になろうと決めた。進学せずに整備士以外の仕事に就職することも考えていた。整備士でなくても良かったが、手に職をつけたいと思っていた。わりと思いつきで整備士になることを決めた。
普段どのような業務を主にしていますか。
車検整備、点検整備、一般整備、検査業務(指定工場です)
整備士になって良かったと思ったこと(出来事)又はやりがいを感じる瞬間等を教えてください。
女性の整備士だとお客様にびっくりされるが、「応援してる」や「女性なのにすごいねえ」と言われるのは特だと思うし、とてもうれしい。家族や親戚の車を整備できるので、喜んでもらえると、良かったなと感じる。調子の悪い車をうまく直せたときは、とても良かったなと思う。 
自動車整備の仕事で苦労した部分、現在苦労している部分又は悩みなどがあれば教えてください。
仕事を始めたころは、周りからの偏見が少しあったと思う(女性の整備士が仕事できるのか等)が、苦労したのではなく、そう思われないように資格を取り勉強もしてきた。体力が続かなくなってきているが、男性も同じだろう。
男性整備士に比べ、女性整備士が向いていると思う作業はどういった内容だと思いますか。
小さな部品の細かい整備などは女性の方が向いていると思う。お客様(特に女性)の対応は向いている。女性のお客様から「安心できる」と言われる。整備士もお客様と話す機会が増えているので・・・。
女性整備士がもっと活躍するためには、どうしたら良いと思いますか。職場環境、設備における改善点やあったら良いと思う道具、工具等があれば教えてください。
特に意識したことが無い。環境が悪いとは思わない。会社側も女性や男性の区別や意識をしない方がいいと思う。顔や髪が汚れることがやはり気になるので、なにか対策できれば。(男性も汚れますが、女性はより気にすると思う)
これから整備士を目指す若者のそれぞれ同性に対するメッセージをお願いします。
あえて「女性の整備士」だから、喜んでもらえたり応援してもらえたり、いち早く名前を覚えてもらったりすることが多く、それはとても励みになっている。整備士は日々勉強の仕事だが、自分自身の能力の向上に繋がるし、お客様にも喜んでもらえる仕事なのでとてもやりがいがある仕事です。体力的な事などでつらいこともありますが、工場のみんなが協力してくれるのでその点は問題ないと思う。女性の方にぜひ整備士になって欲しい。女性でも問題ない仕事だと思う。
今後の目標を教えてください。
国家1級整備士の資格など、取れる資格は今後取っていきたいと思う。将来は知識を生かしてフロントやマネージャーにもなりたいと思う。

先輩の声 山形県 女性 ②

なぜ整備士になろうと思いましたか。
子供の頃から、父と母が自動車整備業をやっていた。その姿を見ていて、自分もやりたいと思い、中学の進路を決める時に整備士の道に進むことを決めた。小さな頃から機械が好きで、分解・組み立てなどして遊んでいた。介護士なども考えていたが、デスクワークはやりたくないと思っていた。 両親を助けてあげたいとも思っていた。
普段どのような業務を主にしていますか。
今の会社に入る前に、ディーラーで4年ほど車検などの整備をしていた。今の会社に来てからは、主に板金・塗装を手伝っていて、そのまま担当になった。見積書・請求書作成も少しやっている。
整備士になって良かったと思ったこと(出来事)又はやりがいを感じる瞬間等を教えてください。
事故車両の板金・塗装作業は、1台たりとも同じ故障や修理がない。それぞれ、車の色が違い、ダメージの状況も違うので飽きない。それが私には向いていて、毎回どうやって修理するか考えるのが楽しい。自分の車を直せるのは、やっていて良かったと思う。完成したときに、「こんなにきれいに直せるのか」と、お客様に喜ばれた時がとても嬉しく、やりがいを感じる。
自動車整備の仕事で苦労した部分、現在苦労している部分又は悩みなどがあれば教えてください。
整備の仕事は、自動車の高度化がすすみ、直すのが難しくなってきている。体力が衰えてきて、力のいる仕事はつらくなってきている。工具が重い(大きなインパクトレンチ等)。身長が小さいので、上の方が届かないことがある。ただし、設備が良くなってきているので、それほど苦労してない。
男性整備士に比べ、女性整備士が向いていると思う作業はどういった内容だと思いますか。
接客は女性の方が向いていると思う。特に女性ユーザーの接客は、女性の目線に立てるので、向いていると思う。板金・塗装は女性向きだと思う。細かい所に目がいく(気が付く)と良く言われる。仕上がり(ボデーの調色等)にはこだわっています。
女性整備士がもっと活躍するためには、どうしたら良いと思いますか。職場環境、設備における改善点やあったら良いと思う道具、工具等があれば教えてください。
職場環境には恵まれていると思う(特に周りに気を使ったりしていない。仲良くしている)。ツナギを着用していますが、トイレでは多少不便を感じる。(全部脱がなければ、用を足せない)上下分かれている作業着を着用すれば問題ないのですが・・・。エンジンオイル等鉱油で手が汚れるのは、女性は嫌がると思う。その他ブレーキダスト等粉塵も嫌がるのではないか。とにかく汚れる職場なので、なんとかならないか。髪が長いと、寝板(ネイタ)使用時に髪が絡まったりするので、なんとかならないか。女性としてのオシャレはほとんどができないのが難点です(マニュキュア・香水等)。髪が汚れるので、帽子等は必ず必要。やはり、重い工具の補助装置等必要。
これから整備士を目指す若者のそれぞれ同性に対するメッセージをお願いします。
整備士は、やる気があれば、女性でも十分できる仕事です(女性のほうが向いていることもたくさんある)。人に感謝される事が多い仕事で、その時の達成感や、やりがいのあるとても魅力的な仕事です。
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