石川 女性|先輩たちの声

なぜ整備士になろうと思いましたか。
私の場合は、クルマ好きの父親や兄の影響で中学生の頃から自動車に興味を持ち始め、整備士の仕事をしてみたいと思っていた、高等学校卒業後、ガソリンスタンドに就職したのですが、本格的な整備の仕事が出来ず、より専門的な知識や技術を身に付けたいと思い今の整備工場に就職しました。
普段どのような業務を主にしていますか。
入社当時は、主に代車の洗車、納車引き取りの補助、運輸支局への継続検査車両の持ち込み、車検整備後の洗車等で整備の仕事は一切させてもらえませんでした。入社1年ほどした頃から会社の先輩に少しづつ整備の仕事を手伝わせてもらえるようになりました。数年後3級整備士、そして2級整備士と資格を取得させてもらい、徐々に難しい仕事を任せてもらえるようになりました。最近主にしている仕事は、車検に行く車の点検整備や来店されたお客様に対応したり、修理見積もり、部品交換等です。新しく入社した後輩に仕事を教えたりもしています。
整備士になって良かったと思ったこと(出来事)又はやりがいを感じる瞬間等を教えてください。
私たちの仕事は直接お客様と会話等することが少ないのですが、それでも時々お客様からお礼の言葉が聞けたり、自分のことを覚えてくれたりすると嬉しいです。修理で預かったクルマをちゃんと原因をつきとめて、きっちり直せたりするといきがいを感じます。それでお客様に喜んでもらえると良かったなと思います。
自動車整備の仕事で苦労した部分、現在苦労している部分又は悩みなどがあれば教えてください。
自動車整備は男性の仕事、そんな中女性の自分が整備していると頼りないと思う人が多分たくさんいると思います。あきらかに男女差別の目で見られると正直つらいです。男性に生まれれば良かったなあと思うときも正直あります。力仕事は男性にはかないません。
男性整備士に比べ、女性整備士が向いていると思う作業はどういった内容だと思いますか。
男性よりも体が小さいので、すごく狭い所に手が入り、指が届いたりして細かい作業に向いているのではないか(エンジンルームは結構狭いところが多い)、あとはちょとした気配りとか、例えば、自分の場合オイル交換したクルマのエンジンルームを簡単な目視点検、ウインドウオシャーの水の補給をしている。
女性整備士がもっと活躍するためには、どうしたら良いと思いますか。職場環境、設備における改善点やあったら良いと思う道具、工具等があれば教えてください。
女子トイレ、更衣室が工場にあると良いなと思います。工具類については手が小さい人用のモノや、力がない人でも普通に使えるモノが増えると良いと思います。作業用グローブ(手袋)一つにしてもSサイズのモノが少ないです。
これから整備士を目指す若者のそれぞれ同性に対するメッセージをお願いします。
機械的なモノに少しでも興味がある人は是非やってみたらいいと思います。自動車整備の仕事はとてもやりがいのある仕事ですよ。難しい仕事かもしれないけれど達成感のある仕事です。
今後の目標を教えてください。
自動車の構造機能は日々進化してきます。新しい技術もたくさん出てきます。この仕事が出来るから一人前と思わずに毎日勉強していると思って自分自身も進化し続けたいと思っています。
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